伝承遊びを楽しみました!

日本には昔から遊び継がれてきた子どもたちの遊びがたくさんあります。
今年もぽこでは、たくさんの伝承遊びを楽しみました。
保育室には、かわいい狛犬のかざりが登場。
福笑いとかけて、1歳児が取り組みました。

十人十色の、表情豊かな可愛い狛犬になりました。
さあ、まずは、子どもたちの向かった公園の様子を見てみましょう♪


たたたっと軽快に走る子どもたちの手には、ビニールの凧。この日は風があまりなかったのですが、
IMG_0387_convert_20160114135446.jpg
上がってる、上がってる!上手!
凧を見ながら、腕を上げながら走ることがだんだん出来るようになっていく2歳児の子どもたちです。
IMG_0393_convert_20160114135511.jpg IMG_0391_convert_20160114135456.jpg
お部屋に帰ってくると、部屋の中に風船がたくさん下がっています。
牛乳パックで作った羽子板で、いざ、風船羽根突き!
IMG_0587_convert_20160120100330.jpg IMG_0586_convert_20160120100317.jpg
ぽーん、ぽーん、とバウンドするのが面白くて、何度もやりました。
IMG_0518_convert_20160120105045.jpg IMG_0525_convert_20160120105115.jpg
今年はカルタも盛り上がりました。
お昼寝あけ、だんだん起きてくる1歳児の子どもたち。
「そーっと、そーっと集まって」先生の呼びかけに、「なに?なに?」と期待感いっぱいに吸い寄せられていく子どもたちです。
IMG_0359_convert_20160114135402_2016012016510431d.jpg
どうやってカルタを1歳児でやろうかな、と考えた先生。
まず、札を3枚くらいにして、「これは、犬も歩けば棒に当たる。いぬね」「これは、鬼に金棒。おにさんのやつね」「これは、頭隠して尻隠さず。おしりが出ちゃってるね」と、丁寧に説明していきます。
そして、「頭隠して尻隠さず。おしりが出てるのどーれだ?」と子どもたちに聞くと、
「あった」!お見事、取れました。
IMG_0382_convert_20160114135417.jpg
マッチングの要領で、少ない札数から始めると、1歳児でもカルタあそびが出来るのですね。
おとなり2歳児でも、カルタ大会。
IMG_0595_convert_20160120100341.jpg
「Aちゃんの「あ」だよ」。自分の名前のひらがな、わかるよ!という子もちらほら出てきています。
ヒントを出しながら、なんと!ひとり2枚以上取れました。
最後に「みんな取れたかな」と声をかけると、口々に「こんなに取れた」「これはBちゃんがとった」と手に持った札を見せてくれる子どもたちでした。
IMG_0603_convert_20160120100353.jpg IMG_0605_convert_20160120100404.jpg
カルタの最中、札が取れずに「う~~~~ん!」と身体をよじり、眉間にシワを寄せていたCちゃん。
「Cちゃん今、取れたのに!って悔しかったんでしょ」と先生が声をかけると、「ウン!」と力強くうなずき、「はやく!はやく次にして!」と読み手に催促します。
次の札が読まれると、「あった!!!」と飛びついて札を取りました。
「Cちゃん、よかったね。さっきのウーンが、パワーになったね」と、先生。
「こういう気もちと経験を育ててくれるのも、遊びのいいところですよね~」と、職員同士、ほのぼのしました。
あー楽しかったねー、と満足げな子どもたち。伝承遊びの中には、様々な要素があります。
時にはひとりで一生懸命考えたり、お友だちを見て、「こうしてみよう」と自分の中に他人の要素を取り込んだりします。
お友だちとのかかわりの中で、Cちゃんのように「歯がゆい」思いを感じたり、「悔しい」思いを感じたり、泣きたくなったりします。
でも、それを「ウーン」と乗り越えられるのも、「この札が来たら、すぐに取ろう!パンって一番に取る!」と、自分の中で行動を振り返り、次の行動を考え、実行する決心をかためて待つことができるようになる時が来るのです。そしてそれができたとき、「Cちゃんよかったね~!」と、まるで自分のことのように喜び、認めてくれる友だちがそばにいます。
毎年行う伝承遊びですが、「人とかかわって遊ぶ」という、人間関係の基本を築くプロセスでもあります。遊びの楽しい記憶とともに、「人と遊ぶって楽しいな」という、心のタスキを渡せたかな・・・と思う職員一同でした。

Follow me!