移動動物村へレッツゴー！　2015.4.23

今年も、連携先の大谷幼稚園さんに、『移動動物村』に招待していただきました！
散歩道で出会う犬やネコに、「わんわん！」「にゃにゃいたよ」と、目を輝かせる子どもたち。
川沿いではカモやカメ、サギやカラス、スズメ、ツバメ・・・たくさんの動物を見つけては「カモさん」「あー！カメさん！」と盛り上がり、じーっとみています。
今日はどんな動物さんに会えるかな。
ドキドキわくわく、出発でーす！

（※記事内の画像はクリックで大きくなります）

大谷幼稚園さんの園庭に、テントが立ち、たくさんの動物さんがやってきました。みんなで、おじゃましまーす。

入口には小さなひよこやねずみ。

「あっ！」もこもこと動くひよこを見つけます。「かわいいね」とそばに寄ると、小さな瞳がじーっと子どもたちを見上げます。背中もふくふくと動いています。
　
ちょん、とつっついてみたり、背中をなでたり、すくって抱っこ。「どんな感じ？」と保育士が聞くと、「ふわふわ」「かわいいね」「きもちいい」と、いろんな反応が返ってきます。
　
もう少し奥に行くと、ウサギ、モルモット、ニワトリ、アヒルがいます。
キャベツのはっぱを先生からもらって持って歩きます。どきどきどき、あげてみようか、どうしようか・・・。アヒルなんて、背丈がこどもたちの肩口くらい！
　
「はい」「はいどうぞ」可愛い声に振り向くと、ウサギにキャベツをあげている子どもたちの姿がありました。

「あ！」「あー！」ニワトリを見つけて声を上げる子どもたち、「ほんとだニワトリさんいたねえ」「あー！」楽しいやりとりもはずみます。ふわふわのうさぎの背もさわってみます。
　
サークルを出ると、今度は少しおおきな動物がいます。
牛、ヤギ、ひつじ、犬。ブタもいました。
ひつじさんがにゅっと顔を近づけて、お！びっくり。

バギーの中からそっとヤギさんを見ていたら、この後、なんとヤギがバギーのフレームをはむはむと噛み、「？！」とおどろいて固まってしまった子どもたちでした。

こちらの目線の先には寝ている犬。「わんわんだ」「わんわんがねんね」と、こんなにやさしい眼差しを向けるのです。

職員さんが出してきてくれたのはアオダイショウ！みんなじーっとみています。ぐねぐねと動くヘビにくぎづけ。

出口のところにはポニーが。今年は２人乗せてもらいました。悠々とサークルを闊歩するポニーの背に揺られました。
　
帰るときは「かえりたくないよ！」と泣き出してしまうほど楽しめた子も。「また来年こようね」と思いながら、「楽しかったね、もっといたかったね」と、帰路につきました。
帰ってきた子どもたちに、「あひるさんいた？」と聞いてみると、リズム運動でやっているアヒルの格好になって答えてくれました。
「ポニーに乗ったの？」「うん、ぱっか！ぱっか！」と廊下を駆け、本当に楽しかったんだね！と笑いあいました。
子どもたちは、活動中に動物や草花、虫たちによって「いのち」を学んでいきます。
今日もきっと、ねずみの力強い鼓動を手のひらで感じたことでしょう。ひよこの脚の意外な冷たさ、うさぎの旺盛な食欲、ヤギの息遣い、ポニーの歩く振動、モルモットのまなざしから、「いのちのエネルギー」を感じたことでしょう。
普段保育園でともだちや先生と過ごすこととはまた違うエネルギーの波動が、子どもたちの心の奥に「いのち」という優しい灯火になって息づきます。
連携してから毎年招待していただき、子どもたちに豊かな心を耕す機会を下さる大谷幼稚園のみなさま、移動動物村の職員のみなさま、本当にありがとうございました。