2021年度卒園式

3月19日土曜日 COSMOS保育園で第10回卒園式が執り行われました。

クラーク「トランペットボランタリー」の曲に合わせて卒園の子どもたちが入場しました。ひとりづつ保護者と手をつないで前に進み、保園長先生から保育証書をうけとりました。おうちの方には記念品と文集が手渡されました。最後に保護者席に向かって「大きくなったら〇〇になりたいです」と大きな声で将来の夢を言いました。

園長祝辞

園長の言葉

そして園からの卒園記念品の紹介

今年の記念品は『好きノート』という絵本です。(「谷川俊太郎著 アリス館」)

左から開けると 子どもたちが好きな絵や字、そのほかの「すきなこと」が書き込めるようになっています。右から開けると おうちの人に いろんな「好きなもの」を書いてもらえるようになっています。というわけで、世界で1冊だけの本が出来上がることになります。

ほし組の「かくれテーマ」のひとつに「好き」を見つけよう、がありました。おりに触れて「好きな食べ物、好きないろ、好きな〇〇などを発表しあってきた ほしぐみの子どもたち。自分の好きなもの、そしてお友だちの好きなもの、それぞれの好きなもの…「好き」を集めると元気が出るってことがわかりました。これからもその時々で好きなものを書き留めて、「すき」を積み重ねていけるように。そしてそれが「成長の歴史の一冊」になるといいな、という願いが込められています。

卒園児による言葉とうた

今年度の「卒園のうた」は「ね」という曲です。(作詞 作曲 高橋はゆみ)

~いろんな偶然が重なってここであなたと一緒にいられることがただとても嬉しい。…「ね おじいちゃんになっても「ね」おばあちゃんになっても ずっとずっと一緒に温かく付き合ってたいね ね ね…~ という歌詞です。

次に卒園児から保育園にプレゼントされた卒園製作品「クラスプレート」のお披露目です

ほしぐみさんが、細かいビーズで図案をもとに並べたものを先生がアイロンで接着しました。なかなか根気がいる作業でした。きれいなプレートができました。それぞれのクラスの入り口に掲げ、保育室の目印にいたします。ほしぐみさん、ありがとうございました!!

卒園児退場

「となりのトトロ」から ♪さんぽ の歌に合わせて元気よく退場しました。

みんなで集合写真を撮りました

子どもたち、大役をご苦労様でした。

お祝いの手作りクッキーをいただきました。

ほしぐみのこの1年は、いろんなことがありました。特にお友だちと関わる中で、少し困ることもありました。が、お互いの気持ちを言葉にしながら、自分の気持ちを伝え、お友だちの本当の気持ちを考え、それを言葉にして認め合い、「そうだったんだね、だったらこうしようか、…よかったね」とより高い解決にもっていくかかわりを続けてきました。そんな子どもたちをおおきな、深い目線で見守るCOSMOSの先生たちの存在もありました。保育園で過ごした日々を糧に小学校へ行っても困難があっても自分なりに答えを見つけて乗り越えていってほしいと思います。

保護者様からプレゼントをいただきました

卒園児のみなさん、元気に小学校へ行っていますか?COSMOS保育園は ほしぐみの思い出がいっぱいです。また遊びに来てくださいね。

農園ひきつぎ式 ほしぐみ→にじぐみへ

3月24日(木) ほしぐみの畑にいきました

今日は農園の一角にあるほし組の畑に行きました。4月からほしぐみに進級するにじぐみに「ほしぐみの畑」を紹介。農園用のハサミを渡して ひきつぎをしました。

農園のおじさんにご挨拶をして 農園用ハサミをほしぐみさんがにじぐみさんに手渡しました。畑にはつくしやタンポポがたくさん!!てんとう虫もいました。

農園見学をしました

そのあと、農園のおじさんに畑を案内してもらいました。

大根畑にはたくさん大根が並んでいました 白い大根のお花も咲いていました。さっきほし組の畑で引っこ抜いた黄色い菜の花と形が似ています。誰かが「菜の花と似ているね」というと「ほぅ、科学の目を持っているね。菜の花とは同じ仲間で花びらが4っつ、十字花というんだよ。」と農園のおじさん。大根は根っこが大きいから「だいこん」というんだよ。

なるほど、菜の花にも白い小さな根っこができていました。大きい根っこと小さい根っこ。土の中でも同じ形ですね。

次に農園の奥のほうに入っていきました。

ネギ畑を通りこしてさらに奥に行くと・・

ソラマメ畑!!

この斜面の下にある畑もソラマメ畑。「土の栄養を太陽の光をもらってどんどん大きくなってたくさんソラマメが生ったら みなさん、とりに来てくださいね」と農園のおじさん。

またソラマメ畑に来るのを楽しみにして農園を後にしました。

第2回親と子のつどい(クリスマス会)はなとりぐみ

12月18日、COSMOS保育園ではお楽しみ会(クリスマス会)が行われました。

コロナの感染状況を見ながら、各クラス完全入れ替え制にして感染対策をとりました。

はなぐみ、とりぐみ(0、1歳児クラス)の様子をお伝えします。

園長先生のあいさつにつづいて手遊びや歌遊び、をしました。普段の保育中に楽しんでいるものなので、おうちの人から離れて前に出てきて踊ってくれる子もいました。

そのあと、「うさぎのはらのクリスマス」のパネルシアターを見ました。お部屋を暗くして、幻想的な雰囲気のストーリーを楽しみました。

最後にサンタクロースさんから はなぐみさんはアンパンマンのスポンジを、とりぐみさんはアンパンマンのパズルをもらい、調理さんが作ってくれたクリスマスツリーの形をした大きなクッキーを担当の先生からもらいました。

手遊びをしたり、パネルシアターを楽しんだりして たのしい一日を過ごしました。

 おうちでもプレゼントのスポンジでお母さんお父さんと楽しい入浴タイムを楽しんだり、
パズルでたくさん遊べるといいですね。

つきぐみ げき 「てぶくろ」

つきぐみでは「てぶくろ」の劇ごっこをしました。

おじいさんの落としたてぶくろ。あまりにも暖かそうなので、「ここに住むことにするわ」と次々と動物さんが入ります。

「くいしんぼうねずみ」さん、「ぴょんぴよんがえる」さん、「はやあしうさぎ」さんが次々とやってきて、「私もいれて~」「いいよ~」のやり取りをしながらてぶくろの中に入ります。

つぎにやってきたのは「おしゃれぎつね」「はいいろおおかみ」「きばもちいのしし」「のっそりぐま」さん。手袋はもう満員。でもどうしても入りたい動物さんに「しかたがない、でもほんの はしっこにしてくださいよ」ときつねさん。

そこへおじいさんがてぶくろを落としたのに気がついて探しに来ました。てぶくろはどうぶつさんたちでむくむく動いていました。先に来たおじいさんの飼い犬に気が付くとどうぶつさんたちは一目散に逃げました。

逃げるところも上手に演じることができました。

それぞれが自分のお気に入りの動物になって、楽しく演じることができたつきぐみさんでした。

最後につきぐみの子どもたちの大好きなうた「にんげんっていいな」を歌いました。

 ほしぐみ げき 「ありときりぎりす」

ほしぐみの出し物は「ありときりぎりす ~こすもす ばーじょん~」です。

 ご存じのように、原作は 食べ物が少なくなる冬に備えて普段からせっせと働くことを教えるお話です。それはそれで大切な教訓の一つです。こすもすばーじょんでは ちょっと違った視点から 「好きなことを仕事にするって自分も元気が出るし、みんなも元気にするよね、それぞれ得意なことを仕事にしてそれぞれ協力しあって生きていくって素晴らしい」という筋立てにしました。

 おはなしは 夏の暑い日、ありさんたちが汗をかきながらせっせと食べ物を集めている場面から始まります。おせんべいのかけらや おにぎりを見つけて ますますやる気が出るありさんたちです。

 そこへやってきたのはてんとう虫さん。歌うことが大好きで、ありさんたちに「ミックスジュース」のうたを歌ってくれました。「じょうずだね、ありがとう」 拍手するありさんたち。てんとう虫さんが「すきなことをするって ほんとうにうれしい気持ちになるね」と言うと ありさんたちも「そうだね。ぼくたちは体を動かすことがだいすき。いいものを見つけられるともっとうれしくなるよ」と言います。

 つぎにやってきたのは バイオリンをひくことが大好きな きりぎりすさんたち。「友だちがげんきになってくれたらうれしいな」と心をこめてバイオリンをひきます。

 バイオリンの音色に引きよせられて ちょうちょさんもやってきました。ちょうちょさんは踊ることがだいすき。踊っているだけでうれしい気持ちになるんですって。ちょうちょさんたちは音楽に合わせて素敵な踊りをみせてくれました。それをみて きりぎりすさんたちは わくわくたのしいきもちになりました。

 

 そうこうしながら ありさんたちは「みんなで力を合わせるといやなことも楽しくなるね。」など話しながら  夏のあいだ中 せっせと食べ物をあつめつづけました。

 それを見てきりぎりすさんたちは「アリさんはいつも はたらいて えらいなぁ。先のことを考えているんだね」と思いました。

 いっぽう、ありさんたちは きりぎりすさんがバイオリンを奏でて、たのしませ、元気にしてくれていたので、とてもありがたく思っていました。

 『やがて 冬になりました。のはらには もうたべるものはありません。とうとうゆきがふり始めました

 ありさんのおうちには食べ物がたくさんありました。そこへ おなかはペコペコ、寒くてこごえそうに なっている きりぎりすさんたちがやってきました。

 ありさんたちは きりぎりすさんたちに「はやく家の中にはいって、はいって。これからごはんをたべるところだから一緒にたべよう。」と こころよく言ってくれました。きりぎりすさんたちはそれをきいて「ありさんが夏の間中せっせと集めた食べ物をぼくたちがもらってもいいの?」と聞きました。するとありさんは「何を言ってるのさ、きりぎりすさんのバイオリンを聞いてとっても幸せな気もちになって、元気がでたんだよ。だからえんりょしなくていいんだよ」と言いました。きりぎりすさんはそれを聞いてとてもうれしくて 何度も何度も おれいを言いました。

 しばらくすると ちょうちょさんやてんとう虫さんも「私たちもいれてくれませんか」とやってきました。ありさんたちは「どうぞどうぞ、はいってください。みんなで食べると ごはんがもっとおいしくなるもんね」と言って招き入れました。

 ありときりぎりす、ちょうちょさんたちは あたたかいおうちで おなかいっぱいごはんをたべました。

 きりぎりすさんは たいせつな友だちのために 心をこめて バイオリンを奏で始めました。あたたかいメロディーがひびくと べっせかいがひろがっていくようでした。美しい音色にみんなうっとり。 とてもしあわせな気持ちになりました。

 きりぎりすさんたちは、大好きな友だちがこんなにも喜んでくれたので、「もっと広い世界でぼくたちのバイオリンをきいてもらいたい、」とゆめをかたりました。ありさんたちも「すばらしいゆめだね~」「すきなことはたのしいものね~」とおうえんしてくれました。

 つぎの日、ゆきがやみ おひさまが出てきました。きりぎりすさんは たいせつな友だちにみおくられて あたたかい みなみのくにへ ゆめにむかって とびたちました。

きっとみなみのくにで きりぎりすさんたちはゆめをかなえていることでしょう。

さいごにぜんいんで「ゆうき100パーセント」をうたいました

 当日は 予想以上の緊張から 声がかすれたり、途中で頭が真っ白になった子どもたちもいました。けれども最後は声をあわせて だいすきな歌を歌うことができました。最後に「ヘイヘイヘイ!!」と 堂々とこぶしを上げた子どもたちに 見ている私も感動がこみ上げてきました。

 ほしぐみでは、4月当初から「好きなことをやっるって 楽しいね、元気がでるね、」などそれぞれの個性をみつけ、たいせつにすることを 折に触れて話してきました。

今回 『ありときりぎりす こすもすばーじょん』では そんなメッセージをこめました。

次の週 クラスで年末の掃除をした時も「いやなことも みんなでやれば たのしくできるね」「ぼくたちでがんばって、せんせいをびっくりさせようよ、」などと「楽しい、うれしい」を行動に移している子どもたちの姿がありました。

 また、月が替わるので 先のことを考えて「今からシールちょう、1月にしておこう」などと準備する子もいました。

 げきの取り組みを通して、こめられたメッセージをじんわりと生活の中に落とし込んでいる子どもたちです。

 COSMOS保育園で先生たちが 大切にしていることのひとつ、お互いリスペクトし、協力しあい、感謝しながら 「好きなこと、得意なこと(ゆめ)を仕事にして生きていく」という考え方。将来そんな道を進む子が出てきてくれると嬉しいな、思いました。

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