ほしぐみクッキング~ 鮭おにぎりをつくろう 7月17日

やっときた!クッキングの日

さていよいよ今日は、カウントダウンしながら楽しみにしていたクッキングの日。ほしぐみで鮭おにぎりを作ってみんなで食べるのです。調理師の橋浦先生に「よろしくお願いいたします。」と期待で胸いっぱいで元気に挨拶しました。

最初に子どもたち一人ひとりに小皿に盛った焼き鮭の切り身が配られました。

骨をとる体験

お皿の鮭を眺めていると、「みんな、お魚の身の中に骨があるの、知ってる? 給食のお魚は、お魚屋さんが骨取ってくれているけど、今日のは骨があるよ。食べたら口の中に刺さって痛いから、スプーンでほぐして見つけてね。」と橋浦先生。「ふーん、港南商事さん(お魚屋さん)に感謝だね。ありがたや~」と子どもたち。

初めは「魚の骨」を見たことがなくて わかりにくい子もいたようです。が次々に「あったーあったー」と声がしました。(骨がない子もいました。)真剣な表情で骨を取り除いてペーパーの上に載せます。結構大きな骨もありました。たちまち骨を置くペーパーの上に取り除かれた骨が集まりました。やがて小皿には缶詰のようにびっしり詰まった鮭フレークが出来上がりました。

ほぐした鮭をご飯に混ぜてね。

次に、ほぐした鮭をお茶碗のご飯に混ぜます。

お茶碗のご飯にあけてスプーンで良く混ぜてね。

上手に混ざってくると、白いご飯が「サーモンピンク」になってきました。「できたよできたよ!!」と子どもたち。

お碗をパカッとトレイの上に伏せるよ。

そしたらご飯を真ん中に集めて、こんなふうにラップをたぐり寄せて包んでね。

おにぎり、ニギニギしてね。

ラップに包むとラップの上から鮭ご飯を握ります。誰からともなく「♪おにぎりころりん すっとんとん ♪」と歌い始め、うたに合わせて楽しく握る声が大きくなりました。にじぐみの時に演じた「おむすびころりん」の劇を思い出したのですね。

おにぎりの形になった

ラップの上から握ってしっかりしたおむすびが出来上がりました。お皿にあけても形がくずれませんね。

海苔を巻いてできあがり

最後にお海苔を巻きます。「海苔ってね、つるつるした方とザラザラしたほうがあるよ。ザラザラの方をご飯とくっつけると、馴染みやすくなリますよ」、と橋浦先生。子どもたちは海苔の裏、表をよーく見て確かめていました。

さーて、できあがり!みんなでいただきましょう。

おいしさのひみつは

このおにぎり、いつも食べてるのより美味しい。と誰かが言いました。「実はね、この鮭は、みんなが骨をとる体験をするために、港南商事さんではなく、橋浦先生が買ってきてくれたの。」と担任の安部先生。(そうです。橋浦先生は子どもたちの『学び』のためと、『おいしい』の顔を見たくて、前日丘の上のスーパーまで鮭を買いに行ったのです。)そんな思いも子どもたちに通じたのか、子どもたちから感動の拍手が…「ありがとう、橋浦先生!」と。

出来上がったおにぎり

おうちでも作ってみる!

自分が食べるおやつを自分で作る、と達成感と自信につながったこのクッキング体験。この楽しかった体験が心に残ったのでしょう、週明けには 「お家に帰ってからもおにぎりを作った」、「お父さんにあげたー」と口々に話してくれた子どもたちでした。鮭だけではなく、わかめや梅干し、卵などいれた応用バージョンも飛び出しました。子どもたちの得意げな顔が目に浮かびます。楽しく作って家族に喜ばれるって最高の気持ちだったことでしょう。

 5歳児でも作れる方法、手順を学び身につけたクッキング体験。家庭でも自分で作ったおにぎりで、家族のお腹と心を満たすことができたことでしょう。そして同時に楽しく嬉しい気持ちが家族にも伝わったようです。いろんな場面で出てくる「ありがとう」の言葉。感謝の気持ちもリレーのように繋がって行ったのを感じたクッキング体験でした。