COSMOS保育園では、ひと足早く「せつぶんのつどい」がありました。その様子をおしらせしましょう。
子どもたちは大部屋に集まりました。節分の手遊びをしたあと、節分の由来についてのお話がありました。
次に、節分の由来についてのおはなしがありました。「春になる前に、インフルエンザなどの病気、地震や事故などの災害など、悪いものを追い払おう、という昔からの風習があります。悪いものは鬼の姿で現れます。子どもたちも豆をまいて厄払いをしましょうね。」とのことでした。
各クラスで製作品を披露しました
オニが来た
お話がおわると太鼓の音がして…ややっ玄関の入り口付近から赤鬼が入ってきました。
恐ろしい形相のオニです。何やらイヤーなものを体中にくっつけてきています。よく見ると「びょうき、インフルエンザ、じこ、じしん、たいふう‥」
乳児さんたちが自席から豆を投げました。鬼は全然ひるみません‼ 子どもたちはあまりの怖さで手元にも力が入りません。怖くて泣いている子は先生がしっかり抱っこしてくれています。
次は幼児さん。そばまで来ました。まずはつきぐみから「おにはーそとぉ ふくわーうちぃ」さすがに力が入ります。にじぐみ、ほしぐみと続きます。渾身の力を込めて「鬼は外ー!福は内ー!!」
あれあれ、よく見ると体中につけていた憑き物がだんだん剥がれ落ちています。子どもたちが必死に豆をなげたおかげでしょうか?
鬼さんの威力が弱くなってきたよ
憑き物が落ちて鬼さん、なんだか力が弱くなってうずくまって来ました。あれ?どうしたのかな??
あれあれ?鬼が笑っているよ。「やあ、みんな!」と言っているのかな。本当はいい鬼だったみたいね。
鬼さん、退場です。いい鬼になったのでもう怖くないね。握手している子もいます。
COSMOSの鬼はやさしい
一般的に鬼は恐れるもの、怖いもの、忌み嫌うもの、というのが通例です。子どもにとっても「怖い存在」でしょう。けれども 絵本「せつぶんのおにいっか」や「まゆとおに」に出てくる鬼はユーモラスなもの、一方「泣いた赤おに」や「おにたのぼうし」に出てくる鬼は人間には誤解されているけど、とても気持ちのやさしい鬼です。COSMOS保育園にやってきた鬼は、「最初は怖かったけど、それもいろんな悪いものを背負っているせい。それがなくなれば子どもたちが大好きな、優しい鬼」という設定にしています。鬼とは得体のしれない不安から恐れるものとしてあるのではなく、地震や災害、病気など、本当に怖いものは自らが対策をとり、排除したり、用心したりしながら上手に立ち向かっていくもの、と伝えていきたい考えています。
最後に仲良くなった鬼さんと記念写真をとりました。
2月3日 節分の日
COSMOS保育園では年長のほしぐみさんが代表して、本物の大豆で豆まきをしました。玄関と、園庭の入り口で「鬼は―ソトー」「福はーウチー」元気な声が響きました。今日の給食も、節分メニュー。大豆の煮物とオニケーキでした。
ほしぐみさんもいよいよ卒園。そして年少のクラスの子どもたちも、ひとつづつ学年が上がります。あと2か月もすると本物の春が来ますね。